終於收到南極的卡片了 - 台灣無線電俱樂部 TAIWAN RADIO CLUB ( TRC )

昭和５３年の昭和基地無線設備
JGXは業務用呼び出し符号です。　８J1RLはアマチュア無線局の呼び出し符号です。

　春先の昭和基地（昭和５２年）
　手前の青い建物は通信棟です。その向こうのオレンジ色の建物が第９居住棟です。高床式パネルで、
　個室が10個ありました。この中の１室が小生に割り当てられた部屋がありました。２４時間勤務で通信
　棟へ通ったものです。積雪（殆どがブリザードが運んで来たもの）は年間この程度のものでした。
　南極だから、沢山の積雪があるわけではありません。１年間の越冬期間中、降雪は見られませんでした。

　下記の水彩画は、現地の昭和基地で描いたものです。1977年

　　　　　　　　　　　　　　昭和基地アマチュア無線局のシャック（８J1RL)　1977年

　　　　　　　　　　昭和基地から400ｍ程離れた旧送信棟に設置しました。旧送信設備
　　　　　　　　　　がある棟で、余り利用せず、火の気ない、氷つくような部屋でした。
　　　　　　　　　　それでも、趣味の世界、寒さを吹き飛ばし、内地のみなさんとの交信を
　　　　　　　　　　模索しました。交信ができると興奮し、心が温まります。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　上図設備リスト
　　　　　　　　　　・JRC　受信機NRD-1　業務用モニター用　
　　　　　　　　　　・YAESU　送信機FL-101　アマチュア無線局用
　　　　　　　　　　・Henry　Radio　リニアーアンプ２K ULTRA　アマチュア無線局用
　　　　　　　　　　・KENWOOD　送受信機TS-900　アマチュア無線局用　
　　　　　　　　　　・東京電子工業　NES　HAMVISION　MONITOR　SS-721M
　　　　　　　　　　・TRIO　LINEAR　AMPLIFIER　TL-911　アマチュア無線局用
　　　　　　　　　　・東京電子工業　NES　HAMVISION　CAMERA　SS-721C



	新送信棟内の送信機装置奥：ビーコン送信機、　中：５KW短波送信機、手前：１KW短波送信機		新送信棟と旧送信棟昭和基地から400ｍ離れたところに、送信機があります。この設備を収容する建物で、左：新送信棟、右：旧送信棟です。


	日本向けロンビックアンテナ（菱形空中線）昭和基地と日本を結ぶ唯一の通信アンテナです。給電点から電波発射方向を見ております。遠景には広い南極大陸が広がっています。		日本向けロンビックアンテナ（上図右図）上図右図は左図のアンテナを側面から見た図です。高さ20ｍ、菱形１辺が120ｍ。



通信卓の左側左から：旧式テレタイプ、無線電報用和文タイプライター、送信室監視モニターなど	通信卓中央部。 JGXは業務用コールサイン。左から：受信機３台、右端上段：基地周辺連絡用VHFトランシーバー右端下段：みずほ基地・旅行隊・航空機用連絡のための短波送受信機卓前パネルは送信機遠隔装置	通信卓の右側左端：日本からのFAX 新聞受信装置（半分）中央：対日本通信の電話、写真電送受信機右端：リンコペックス式電話端末装置


	越冬引継交代記念写真前列：前任通信担当２名（第１７次隊）、後ろ：後任通信担当２名（第１８次隊）
	引継後の通信操作モールス通信で電鍵を打つ。